My thoughts will follow you into your dreams.

OMORI3周年記念コンサートの感想

コンサートが開催されるという情報は知っていたけど

気になるなー程度の印象で当初は行こうとは思っていなかった。

一方、ゲーム本編はOMORIルートも気になるなーと2週目をやり始め

せっかくだから実績もコンプしようかなと初のトロコンに挑戦。

結構大変な実績もある中、一ヵ月ぐらい集中的にプレイして

3週目のサニールートを半分ほど進めた所で急にやる気がなくなり

そこからしばらく放置していた。

もう少しやればコンプだしいつかやらないとなーとは思いつつ

今月になってようやく手をつけ始め、一週間程でようやくクリア。

達成感で高揚する中、そういえばコンサートいつやるんだっけと

もう終わってるだろうなと思いながらも調べてみたら明後日に開催という事を知って驚く。

しかも、曜日的にいつもなら出勤日なのに

この日は現場仕事の関係で休みをずらしていて、偶然休みになっていた。

更に、コンサートのチケット自体は早々に完売していたらしく

早期完売を受けて、追加公演として午前の部が開かれる事になったという

しかもそのチケットはまだ空きがある。

この事にデスティニーを感じた僕は急遽コンサートに行く事にしたのでした。

 

会場は、川崎駅に隣接しているミューザ川崎というコンサートホール

開場が13時、開演は14時という事だったけど

物販が開演前にしかやらないという事だったので

どれぐらい前に行けば良いかよく分からない中、11時30分には川崎駅に到着。

そこから昼飯を食べたり、喫煙所を探して彷徨ったりして

会場に着いたのは12時30分ごろ。

会場前で背中にOMOCATのロゴがデカデカと書かれたジャケットを着たおっさんを目にし

スタッフかガチのファンカナ・・と思いながら会場の中に入る。

 

会場内は結構広く、どこに行けばいいかもよく分からなかったので

とりあえず会場内にあるセブンイレブンで水分とかを購入。

その後、うんちを捻りだし、トイレから出た所

凄い列が出来ている事に気が付く。

間違いない、ここだと思い列に並ぼうとしたら

僕の前にいた2人組が、スタッフに「最後尾は外になります」と案内されてるのを聞く

えっ・・・?と思いつつも僕もその案内に従って外に出てみると

いつの間にか会場外にも長い列が出来ていた。

入る前は全然気づかなかったぞ・・・うんちタイムの間にこれだけの列が出来たのか??と困惑する中

その列に並ぶ事になったのだった。

そして、行列の様子を見て「今日何かあるの?」と

複数人の通行人が驚いていく様から

通常この会場では、ここまでの列が出来るような公演はないと察せられた。

物販があるっていうのも関係してるだろうケド

 

列はゆっくりと進行していき、気が付けば公演時間が迫っていた。

会場内には入る事は出来たが、列の進みの遅さから、これ間に合わない可能性ある?と

不安になり始める。

物販は後日通販もありますという事だったけど

ここまで並んだのに今更引き返せないという思いと

通販だと送料かかるし、パンフレットは今日ここで手に入れないと意味がないんだと

絶対に負けられない戦いがスタートした。

そして、なんとか開演にギリギリ間に合う。

僕の後ろにも大分人が並んでいたので、買えなかった人も多そう。

この物販でデカいのは、ぬいぐるみが恐らく最安値で入手できる事だと思う。

円安と送料も考慮すると、OMOCAT公式で買うよりも安いと思うし

ぬいぐるみは人気が高いらしく、公式でも入荷してすぐ品切れになる。

メルカリだと1体1万円とかで取引される事もある中、ここでは4000円で購入可能。

といっても、全種類買うような余裕はないので

とりあえずマリのぬいぐるみだけ買いました・・・

 

並んでいる人達を見ていると、OMORI関係のアパレルグッズを着用している人が散見され

コンサートだからとフォーマル寄りの服装にしてきたけど

せっかく自分も持ってるんだから着てくればよかった

というか、まさにここで着てこなくてどうするんだと後悔する。

公式で販売されているボスラッシュパーカーを着ている子

オーブリー風にリボンをつけている子や

SuperGroupiesという所で販売されているバジル君リュックを背負っている子

更にその子が同じリュックを背負ってる子とエンカウントし

若干気まずい感じになっているレアな場面なども見る事が出来た。

 

コンサートが始まる。

軽い会場アナウンスの後、楽団員達が入場。

そして、ピアノによるタイトルの演奏が始まった。

 

 


 

 

このタイトルとマリのテーマ曲、By Your Side.は

曲の合間合間に度々演奏されていたように思ったけど

後にパンフレットのセットリストを確認したら、それぞれ2回演奏されただけだった

Dear Little Brother...などとごっちゃになってた可能性。

 

 


 

 

 

そして、途中から楽団員が増員され、本格的に演奏が始まって行く。

正直、サントラに収録されている曲で179曲もあるので

この曲何の曲だったっけ・・・ってなるのも多かった。

バイオリンやチェロといったTHE オーケストラという楽器だけではなく

ドラムやギター、ハープにNHKのど自慢で使ってるような鐘なども使われていて

全力で原作再現しに来た感が凄い。

全然気づかなかったけど、パイプオルガンも使用していたらしい。

ここパイプオルガンあるみたいだし、聴いてみたいな~と思ってたんだけど

使われていた事を公演終了後に知った、耳終わっとる。

 

ちなみに指揮者はいなかったんだけど

コンサートマスターのような人がいて、一言もしゃべらずに大真面目な顔で

テープレコーダーからスペースボーイ船長の曲を流し出したのはオモシロカッタ

 

 


 

 

この間オーケストラも一切演奏しておらず、完全なギャグパートといった感じ。

それと、オタマトーンを使って苗モグラ合唱を完全再現。

場内からは笑いが漏れていたけど、普段使ってないだろうし

楽器として扱うのは難しいであろうオタマトーンを完璧に演奏しきっていたので

僕は笑いよりも単純にプロの本気凄ぇという感情が上回ってしまった。

 

そして人気の高いスイートハート戦BGM

World's End Valentineは明らかに観客の反応も良い

 

 


 

 

プルート戦のGOLDENVENGEANCE

ここでのど自慢のキンコンカンコンが使われていたんだけど、これがかなり恰好良かった

完全に原曲を越えていたと思う。

 

 


 

タシカこの辺のタイミングで20分休憩が入る。

僕は速攻タバコを吸いにいったんだけど、ホールの外に出たら

また物販に凄い列が出来ていて驚いた。

物販が行われるのは、公演前と休憩中のみという事なので

公演前に買えなかった人たちが並んでたんだろうけど

どう見ても20分じゃ捌ききれない列を横目に喫煙所へ

 

近隣の喫煙所が分からなかったので、駅の近くの喫煙所まで行っていたんだけど

戻って来る頃にはもう休憩が終わりそうになっていて

開演ギリギリの所で会場に戻ってきた。

自分の席に戻る為に、隣に座っていた女の人の前を通る事になる。

映画館で自分の席行く為に、座ってる人の前の狭いスペースを通ってくアレ。

その時、焦っていたという事もあってか

思いっきりバランスを崩してその女の人の方に倒れ込んでしまった。

メチャクチャびっくりされました。

僕は僕で、せっかくのコンサートなのに変な事に巻き込んで申し訳ないという気持ちと

恥ずかしい気持ちとで一杯になって演奏が再開されても

もはやコンサートどころではなかった。

しかし、何も無かった事にしてコンサートに集中しようと切り替えていく。

 

そして、夕方のハルバル町で流れる

See You Tomorrowで気持ちよくなった。

思わず目を瞑って聞き入ってしまった、See You Tomorrowが一番気持ちええ。

 

 

 

コンサートも終盤かと思われる頃、全ての照明が落とされた。

暗闇に包まれる会場内、代わりに舞台上に赤いライトが照らされ

始まった曲がOMORI

 

 


 

 

ゲームのあの雰囲気にマッチした演出

なんというか、エヴァンゲリオンっぽい雰囲気。

コンサートのパンフレットによると、作者のOMOCAT氏は

この曲とバトルシーンが組み合わさった時に

やっと作りたかったゲームが出来た、これがOMORIだという実感が湧いたそうです。

 

そして舞台上に譜面台が置かれ

ピアニストとコンサートマスターのヴァイオリニスト2人だけに

スポットライトが当てられる。

ゲームをクリアした人間には、何の曲が演奏されるのかもう分かりきっている。

 

 


 

 

という訳で、DUETが演奏されました。

僕はこの曲を聴く為だけに来たといっても過言ではない。

スポットライトが当たっている2人だけでガチのデュエットをやってくれました。

この演出によって、2人の姿が脳内変換される事になり

泣いた人も結構いたんじゃないかと思う。

実際鼻を啜るような音が聞こえてきたし

僕も演奏が終わって照明がついた時に

自分の視界が潤んでいる事に気付いてビックリした。

そしてエンディングテーマが流れてコンサート終了。

 

その後、サプライズという事でOMOCAT氏からのボイスメッセージが会場に流された。

勿論英語なので、何言ってるか全然ワカンネェ・・ってなったけど

ちゃんと通訳してくれたので助かった。

この会場に本人来てるって事?それとも事前収録したやつ?と思ったけど

後になって楽屋から喋っていた事が判明。

そして「実はOMORIの制作チームがこの会場に来てるんです」と明かされ

「チームの皆、席を立って」と促され、4人ぐらいの海外ニキネキ達が立ち上がりました。

この人たちがOMORIを作ったのか......感慨深いな......と思っていたら

どっかで見た後ろ姿が混じっている。

僕が会場前で見かけたロゴ入パーカーを着たおっさんだった......

もしかしてスタッフの人カナとは思ったけど、まさか制作チームの人間だったとは。

顔も見てなかったので全然気づかなかった。

 

そしてOMOCAT氏から、OMORIがコミカライズされるという発表が。

公式発表があったのはこの日の0時で、この場で最速発表されたらしいです。

その為、0時になるまでは内緒にしててほしいというお達しも出た。

 

 

OMOCAT氏のメッセージ終了後

「実はまだサプライズがあります、bo enさんにお越しいただきました!」と

舞台上に海外ニキが現れた

正直僕は誰だか全然わかっておらず、やべ~誰だ???ってなってた。

するとニキが「じゃあ歌いましょうか」と言って曲が始まる。

 

 


 

 

 

あ~~~バッドエンドの曲歌ってる人ね!

歌ってるの女の人だと思ってましたニキだったのか......

という訳で、作者降臨からの生歌オヤスミまで聴けて大満足だった。

行こうかどうか結構悩んだけど行って良かった

オヤスミ