Sim city

へちまとエヴァQ観てきたったー!!!!

ネタバレ全開でいきます。






前情報で「置いてけぼりになる」「旧劇みたいな雰囲気」「わけがわからないよ」というような事は聞いてたので

破のようなエンタメ性は期待せずに観に行ったというか

破が終わった時点で嫌な予感はしていたのでその予感が的中した感じになったのだろうか

ひたすらピアノが弾かれてるだけの予告からも「あれなんかおかしくね?」って感じは出てたしー

庵野さんがまた暴走するんじゃないかっていう不安もあったからなああ

つまり僕はEOEのような内容である事を予期した上で観に行きました。

開始早々いきなり予告で出た宇宙でのエヴァ

あれ?アスカ普通におるやん

物語の途中で出てくるのかと思いきやいきなりの登場。

どうも初号機&シンジが封印されている黒い箱を回収しようとしているみたいだが

そして回収されたシンジ、そこは明らかにNERV本部とは違う場所。

んで凄いイメチェンされてるNERV職員の面々+謎の新キャラ達

皆えらい変わってるけどどうしたんだ

リツコさんに至っては髪型のせいでオカマ臭がプンプン漂っている

んで皆のシンジに対する態度の冷たさ

まぁこれはシンジがサードインパクトを引き起こしたからなんだろうけど

しかし破の最後でカヲル君の手によってサードインパクトは防がれたはずでは・・・?

そしてシンジの世話係、新キャラだと思ってたけど破でもちょっと出てました。

ポロッと関西弁が出た時に「こいつもしかして・・」と思ったけど

まさかのまさか、トウジの妹やん!

しかし職員になってるがこの娘まだ中学生じゃ・・外見もえらく大人っぽいし

と色々な謎が交錯してる時に明かされた驚愕の事実

ここは14年後の世界

・・・は?

そしてこの組織はNERVではなくヴィレという組織だった

しかも敵は使徒ではなく NERV

この展開は予想していなかったー!

しかしそれじゃエヴァパイロットは14歳の少年少女ではなくてはならないという

物語の絶対的な原則はどうなるんだと思ったら

アスカの口から出たエヴァの呪縛という言葉。

どうもエヴァパイロットは14歳の時点で成長がストップしてしまうらしい

そしてシンジ君に対する皆の仕打ちの酷い事。

ミサトさんに至っては破で「シンジ君やめなさい!」と止めるリツコに対し「行きなさい!!!」って煽ってたやんけwwwwwwww

恐ろしい手のひら返しやでこれ・・


とまぁ序盤は本当にぶっ飛んでたと思う。

その後突如現れた綾波の手により旧NERV?に連れていかれたシンジ君

そこでゲンドウとの再開+ついにカヲル君との接触

もうエヴァには乗るなと言い、何かあったら殺すと首輪までつけさせたミサトさん達に対し

ゲンドウはエヴァに乗れという

何の説明も受けないまま理不尽な大人達の態度とこの正反対の命令の間で葛藤するシンジ

この辺りは凄いエヴァらしいなと感じました。

何の説明もしない大人達に対しその役目をかって出たのはカヲル君

シンジ君を連れだして見せたのはニアサードインパクト後の変わり果てた世界。

恐らくトウジやケンスケも犠牲になったのだろう・・

自分が引き起こしてしまった事の重大さ、そしてそれが罪の意識なくして起きてしまった事

それに対しつけられた罰を受け入れる事の出来ないシンジ

シンジ君可哀想過ぎやで・・

そして完成したエヴァ13号機

13号機に乗り込みドグマにある槍を引き抜こうと提案するカヲル君

どうやらそうする事により世界をやり直せるらしいが詳細は不明

しかし当然それを拒絶するシンジ君

エヴァに乗る事により自分が引き起こしてしまった事、それに対する周りの仕打ち

その象徴である自分につけられた首輪

そしてレイも助ける事が出来なかった。

エヴァに乗っても何も良い事が無いというのはまさにその通り

しかしカヲル君はその首輪を取り外して自分につけてしまった。

「2人なら出来るよ」と優しく諭すカヲル君。

何もかもが変わった世界で自分に優しく接してくれる唯一の存在であるカヲル君にシンジは心を開く。


そして2人でドグマに降りるがそれを阻止しに来たマリ&アスカ

しかしレイのバックアップもありその妨害もはねのけ槍を引き抜こうとする13号機

がどうも様子がおかしい。

カヲル君が取り乱すという異常事態が発生。

どうやらロンギヌスの槍ともう1つの槍と別々の槍があるはずなのに

そこには同じ槍が二本あるだけ。

「そうかそういう事かリリン」

とアニメ版24話でリリスを目の前にして言ったセリフと同じ言葉を放つカヲル君

「流石リリンの王、シンジ君の父上様だ」

と言ったところからゲンドウがカヲル君を欺いたという事が分かる。

槍を抜くのを止めるカヲル君に対し、それじゃここまで来た意味がないと槍を抜こうとするシンジ

ついに槍は抜かれてしまい、その結果フォースインパクトが発生する事になってしまった。

絶望するシンジ、また自分がエヴァに乗った事で取り返しのつかない事が起きてしまったと・・

そしてカヲル君はというと第13使徒に乗っ取られてしまい?

第1使徒から第13使徒になってしまったらしい。

何もかもが絶望的な状況。その中でカヲル君はガフの扉は僕が閉めると言う

作動する首輪、止めようとするシンジ

しかしカヲル君が微笑んだまま首輪が爆発。

ミサトさんが首輪を爆発させる描写が無かった事から

恐らくカヲル君がフォースインパクトを止める為に自らの命を犠牲にする事が必要で首輪を作動させた物と思われます。

場面は変わり、砂浜のような所でアスカがシンジを発見。

しかしシンジはカヲル君が目の前で死んだ事により決定的な精神ダメージを負わされ

再起不能状態に。

ここはまさにテレビ版でカヲル君を殺してしまった後の旧劇のシンジ君と同じですね

アスカはそんなシンジを引っ張りだしレイと共に砂丘を歩いて行く・・

という所で終わり。

そして次回作のタイトルはシン・エヴァンゲリオン劇場版:||

最後についてる記号は楽譜における終止線、または反復記号らしいです。

これはどう読むかで変わって

ならば終止線

:||ならば反復記号になると・・・

今までの感じだと:序 や:破 という風に表記されてきたので終止線と見るのが普通だと思うんですが

これが反復記号だとするとループを漂わせてるという事になりますね

さてエヴァンゲリオンの物語は次で終わりなのか、それともループするのか・・

そしてヱヴァンゲリヲンという表記を元に戻したのには何の意図があるのか?


今回のQは全く違う内容に関わらず所々で旧作を感じさせる要素があったように思えました。

途中でキャッチが入ったりレイの回想もアニメ版を彷彿とさせる物だったり

そして最後の砂浜のシーンで旧劇と決定的に違う所は

鬱状態に陥ったシンジ君の手を掴み、引っ張りだす存在が旧劇ではミサトさんだったのが

Qではそのポジションがアスカになってた所だと思う。

そして気になったのがアスカの「ここはなんとか値が多すぎてリリンが来れない、移動するわ」というセリフ

ここで言うリリンは恐らくミサトさん達の事を指しているんだろうけど

何故リリンという呼び方をするのか・・?

それじゃまるで自分が人間ではないといっているように聞こえる。

というか実際、リリンが来れないという地点にいるという事は

シンジ、アスカ、レイ この三名は人間ではないという事なのか・・・?

確かに14歳から成長が止まるというのは明らかに人間というか生物の常識を脱している

そしてマリ

レイを前にして「オリジナルはもっと愛想がよかった」との発言

オリジナル=ユイ という事はマリはユイと面識がある・・?

そして冬月先生がシンジに見せたユイの写真にマリらしき人物が写っていたらしい。

んでマリの口ずさむ歌はどれも昭和の臭いを感じさせる物

ゲンドウの事を「ゲンドウ君」と呼ぶ

エヴァパイロットは14歳から成長が止まる・・・

これらの事からもしかしてマリはNERVの初期メンバーの一人だったのではないかと!


そして新劇は2パターンあるんじゃないかという説。

序:YOU ARE (NOT) ALONE.

破:YOU CAN (NOT) ADVANCE.

Q:YOU CAN (NOT) REDO.

前から気になっていたんだけどNOTを()で囲んでいる所

このNOTがあるかないかで意味は正反対になる訳だけど

新劇はこのNOTがあるバージョン、ないバージョンの2種類があるのではないか?という

序はYOU ARE NOT ALONE(あなたは一人じゃない)

破はYOU CAN ADVANCE(あなたは前に進める)

QはYOU CAN NOT REDO(あなたはやり直せない)

今やってるのはこのバージョンではないのだろうかという考察を見つけて面白いなと思いました。

確かにそれだと破の劇場版で流れたQの予告の内容と

実際のQの内容が全く違う事にも納得がいく。


とまぁ謎が謎を呼ぶ今作でしたが

個人的にはこれぞエヴァだ!という感じがしました。

キャラの内面深くに切り込んだ心理・精神描写

周りを置き去りにする展開

そしてそれを必死に考察しようとしてファン同士で様々な意見を出し合う

これがエヴァンゲリオンという作品の形だと思います。

流石に14年後の世界というのにはビビったが・・・w

個人的には破が終わった後よりも今作が終わった後の方が続きが気になる!という気持ちが強かった。

ただラストは破のようなエンタメ性で占めてほしい。

そうじゃないと作りなおした意味が全くなくなる。

そういう意味でも今作でドン底まで突き落としたのは良いと思いました。

EOEも確かに凄い好きだけど

今僕らが観たいラストはEOEではなく新しいエヴァ

ラストがどうなるかによって今作に対する評価も変わってくると思います。